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【東日本国際大学】東洋思想研究所が「第1回昌平塾」を開催

[ 2015年4月9日 05:30 ]

東日本国際大学で行われた「第1回昌平塾」
Photo By 提供写真

 東日本国際大学は3日、東京・早稲田にある同大東京事務所にて、客員教授で評論家の森田実氏を塾長とし、同大東洋思想研究所が主催する新規開講講座「第1回昌平塾」を開講。大震災、津波、原発事故という苦難に直面した被災地・福島県いわき市から世界へむけて東洋思想の叡智(えいち)を発信することを目的に、塾長の森田氏、東日本国際大学新学長でエジプト考古学者の吉村作治氏を招請し、開講記念トークイベントを開催した。

 当日は、40人を超える聴衆が見守る中、緑川浩司理事長の開講趣旨説明から始まり、その後、二人の先生方がそれぞれ15分前後で自らの東洋思想への思いを披露した。

 森田塾長は中庸の精神に触れ「儒学はけっして上下や縦関係ではなく、むしろ友情をもとにした横の関係。中庸の精神と対極にあるのが極端主義を好む政治やジャーナリズムではないか」と述べた。

 吉村学長は、世界の宗教を学び、世界と共有する大切も説いた。森田塾長は「対話による統合のための努力がまずは21世紀の課題ではないか」とした。

 2回目は5月8日、森田塾長を講師にした「論語を読む(論語と経営)」を開く。3回目は松岡幹夫氏の「仏教入門」、4回は森田裕之氏の「論語を読む」、5回は先崎彰容氏の「日本の思想を読む」を予定。

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