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コロンビア エース不在も3発!16年ぶりW杯は白星発進

[ 2014年6月15日 02:53 ]

2点目をあげチームメイトから祝福を受けるグティエレス(9番)(AP)

W杯1次リーグC組 コロンビア3―0ギリシャ

(6月14日 ベロオリゾンテ)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第3日は14日(日本時間15日)に日本が所属する1次リーグC組のコロンビアがギリシャと対戦。前半6分にDFアルメロ(ウェストハム)が先制ゴールを決めると、後半13分にもFWグティエレス(リバープレート)が追加点。ギリシャにボールを支配されるも反撃を許さず、終了間際にハメス・ロドリゲス(モナコ)が追加点を奪い3―0で勝利した。初戦で勝ち点3を獲得し好発進したコロンビアは次戦、19日(日本時間20日)にコートジボワールと対戦する。
【試合結果 C組順位表&日程 コロンビア代表】

 16年ぶりの出場となるコロンビアは大会直前にチームを離脱したエースFWファルカオ(モナコ)がスタンドから観戦。注目の前線は従来の2トップでなく、南米予選でファルカオとコンビを組むことが多かったFWグティエレス(リバープレート)を1トップに起用。司令塔のハメス・ロドリゲス(モナコ)をトップ下に置く4―5―1で臨んだ。

 試合は多くのコロンビアサポーターが詰めかけ、黄色一色となったスタンドに後押しされるかのようにコロンビアが攻勢をしかけると開始6分に先制点が生まれる。相手陣地深くに入り込んだクアドラード(フィオレンティーナ)がワンフェイントでDFのマークを外し、右サイドからグラウンダーのクロスを入れるとハメス・ロドリゲスが絶妙なスルー。すると流れたボールにオーバーラップしてきた左SBのアルメロ(ウェストハム)が右足でダイレクトシュート。相手DFの足に当たり威力は弱まるが方向が変わってGKカルネジス(グラナダ)は反応出来ずそのままゴールへと転がりこんだ。

 先制したコロンビアは立ち上がりとは一転、相手のカウンターに備えあまり攻めに人手をかけず守備を固めに入ると、ボールを支配され反撃を食らうがGKオスピナ(ニース)の好セーブなどにより1―0で後半へと折り返す。

 後半に入っても自陣深くに引いて守るコロンビアは、ギリシャの攻撃を受け続けるがなんとかゴールを死守。すると同13分、右CKからのワンチャンスを巧みに生かす。キッカーのハメス・ロドリゲスがニアサイドへ低い弾道のボールを送ると、MFアギラール(トゥールーズ)足先で後方へとそらし、ファーサイドでフリーだったグティエレスが左足で押し込み追加点。

 その後もFWフェトファツィディス(ジェノア)やMFカラグニス(フルハム)らを投入したギリシャに攻め立てられるが、FWゲカス(コニャスポール)のシュートがポストを直撃するなど運も味方につけシャットアウト。終了間際にはハメス・ロドリゲスがチーム3点目を決め勝負あり。コロンビアはエース欠場の穴を堅守で埋め、4大会ぶりのW杯を白星スタートで飾った。

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