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第2戦ギリシャ戦は本田1トップ、遠藤トップ下でゴールラッシュを

[ 2014年6月15日 14:13 ]

<日本・コートジボワール>前半16分に先制点を挙げた本田(AP)

W杯ブラジル大会1次リーグC組 日本1―2コートジボワール

(6月14日 レシフェ)
 初戦を落としたザックジャパンの次戦は19日(日本時間20日)のギリシャ戦。スポニチ本紙評論家の川本治氏(62)は「ギリシャもコロンビアに0―3で敗れたし、攻めてくる。日本もコートジボワール戦を分析した上で攻めるしかない」。本田の1トップ、遠藤のトップ下という大胆な布陣を提言した。

 ギリシャはカウンターが持ち味。川本氏は「監督が代わっても戦術はずっと変わらない」としながらも「コートジボワール戦よりは攻める機会が増える。1次リーグ突破には得失点差も影響してくるし、日本はできるだけ多く得点したい」。最後の3戦目がギリシャに快勝したコロンビアが相手であることを考えれば、勝利はもちろん、勝ち方にも条件がつく。

 そこで川本氏が提案するスタメン布陣がこれ。

本田

  大久保 遠藤   岡崎

長谷部  山口

  長友 吉田 森重  内田

川島

 コートジボワール戦を踏まえ、本田の1トップ、遠藤のトップ下。左サイドには香川に代えて大久保を抜てきした。「DF陣はコートジボワール戦のままでいい。遠藤をトップ下に入れてより攻撃的に、(1トップの)本田の決定力も生かせる」と説明した。

 さらに川本氏が大きな期待を寄せるのが岡崎。「コートジボワール戦はシュートが0だったけど、切れ込んでシュートを打つのが持ち味。もっとゴールを狙ってほしい」。所属クラブのマインツでは自己最多15得点を挙げるなど決定力もある。ギリシャ戦まであと5日。ゴールラッシュを期待したい。

 ◇川本 治(かわもと・おさむ)1952年(昭27)5月1日、北海道釧路市生まれの62歳。室蘭清水ヶ丘高校2年までGKを務め、中央大進学後以降はFWに転向。古河電工(現J2千葉)では9シーズンに渡ってプレーし、引退後はコーチ、監督、強化部長など要職を歴任した。現在は日本代表戦のほか、カテゴリーを問わずスタジアムに数多く足を運び、誠実な人柄で選手や関係者からの信頼も厚い。

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2014年6月15日のニュース