槙野、空港で突然脱いでビックリ「主将」宣言！

突然、日本代表ユニホーム姿を披露した槙野智章の背番号は、ブラジル大会の「２０１４」

　ドイツ１部ケルンへの移籍が決定した日本代表ＤＦ槙野智章（２３）が２日、メディカル検査のため、成田発の航空機でドイツに出発した。成田では突然、日本代表ユニホーム姿に変身するパフォーマンスを披露。左手には主将マークも巻き、将来の“主将奪取”を宣言した。

　やっぱりパフォーマンスを用意していた。成田空港で報道陣に囲まれていたＤＦ槙野が突然、切り出した。「暑いっすね。ちょっと上着を脱いでもいいですか？」。ブルゾンの下に着込んでいた日本代表ユニホーム姿を披露するサプライズ。背番号はブラジル大会が開催される２０１４。左腕には、キャプテンマークまで巻いていた。
　「僕の目標はここですから。ブラジル大会と、そして（主将も）長谷部さんから奪いたいと思います」。新年早々、主将の座“奪取”を宣言してみせた。
　すべては並々ならぬ決意の表れだ。「ケルンの守備を立て直す。その自信はある。日本人のセンターバック（ＣＢ）でもこれだけできるんだとアピールしたい。欧州とのパイプ役になれれば」と言う。３日にはメディカル検査を受け、日本人ＣＢとして初めて４大リーグへの移籍が正式決定する。すでに今季１７戦３３失点と苦戦中のケルン守備陣もビデオでチェック済みだ。
　メディカル検査後は４日にもカタール入りし、３日に日本をたつザックジャパンに再合流する。「今回はケガで中沢さん、闘莉王さんがいない。自分にとってはチャンス。優勝を狙いたい」。元日には広島市内の神社に初詣に出かけ、おみくじも購入。「小吉でした。底辺からはい上がるという意味でもいい結果だったと思います」と槙野。ザックジャパンの元気印が、いよいよ世界に羽ばたく。