×

有終の美飾れず…長谷川監督「2位って過酷だな」

[ 2011年1月3日 06:00 ]

<天皇杯決勝 鹿島・清水>イレブンを背にサポーターに手を振る清水・長谷川監督

 【天皇杯決勝 清水1-2鹿島】清水の長谷川監督が、無冠で6年の長期政権の幕を閉じた。

 0―1の後半14分、鹿島移籍が決定的な本田の縦パスで抜け出したヨンセンが右爪先で同点弾を押し込んだが、セットプレーからの2失点に沈んだ。シュツットガルトへの移籍が決定的なFW岡崎は“国内最終戦”で不発に終わり「自分はこういう運命」と悔しさをにじませた。
 表彰式で歓喜する鹿島の姿をピッチ上で見せつけられた長谷川監督は「2位って過酷だなと、あらためて思った。甘んじてあの仕打ちを受けた」。左足負傷で欠場した主将のMF兵働が柏への移籍を表明するなど、主力が相次いでチームを離れる決意を固めていく中、指揮官はチームを結束させて決勝までたどり着いたが、有終の美は飾れなかった。「現場とクラブが一体となって戦わないとタイトルは獲れない」と最後に苦言を呈した。

続きを表示

2011年1月3日のニュース