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柴崎、圧巻の存在感!全得点“演出”で初戦突破

[ 2011年1月3日 06:00 ]

<広島皆実・青森山田>前半28分、三田のゴールをアシストした青森山田・柴崎(右)は大喜び

 【全国高校サッカー・青森山田2-0広島皆実】今大会屈指の司令塔MF柴崎が全2得点を演出し、青森山田が初戦を突破した。

 前半25分にペナルティーエリア内左サイドでボールを受けると右足でシュート。ポストに跳ね返り相手GKがはじいたボールをFW橘が押し込んで先制。その3分後には右足で浮き球のパスをDFラインの裏側に送ってMF三田の追加点をアシストした。
 「先制点が欲しかった。(前半)30分ぐらいに1点を取れればいいと思っていたので、2点も取って優位に試合を進められた」。鹿島入団が内定している柴崎は冷静に振り返った。
 試合を通しても、柴崎は圧倒的な存在感を見せつけた。長短のパスを織り交ぜてゲームをつくり、ピンチとなれば体を張ってボールを奪った。黒田監督も「状況を見ながら自分が攻守とも関われるようにバランスを取っていた」と主将のプレーを絶賛した。チームを準優勝に導いた前回大会と比較しても「大きく成長している」と話す。
 3日の3回戦では強豪・滝川二と対戦するが、柴崎は「強豪ぞろいのブロックに入っているから、しっかり準備したい」と力強く話した。

 ▼広島皆実・藤井監督 期待を上回る出来だった。うちが点を取れなかったのは個の力の差。精度の違いを見せつけられた。

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2011年1月3日のニュース