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6月U23プレ五輪、OA枠含む最強布陣 遠藤航、板倉、久保も招集へ 森保監督“全面支援”約束

[ 2023年12月19日 04:45 ]

会見する大岩剛・Uー22日本代表監督(撮影・篠原 岳夫)
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 日本サッカー協会は18日、24年の各日本代表の年間スケジュールを発表した。来年からU―23日本代表となるパリ五輪世代は「プレ五輪」となる6月のモーリスレベロ・トーナメント(フランス)に24歳以上のオーバーエージ(OA)枠も招集し、本番仕様の23人で出場する方針。W杯アジア2次予選と日程が重なるが、A代表側も協力の構え。24年7月24日開幕のパリ五輪に向けて一気にチーム力を高めていく。

 パリ五輪の約1カ月も前から「OA枠」が合流する見通しとなった。従来の五輪ではOAの合流と言えば開幕直前が通例だったが、今回は違う。6月の海外遠征から五輪仕様の23人で臨む計画が浮上してきた。大岩剛監督は「いろいろな規制がかかってくると思うが、そこ(6月)しかないと思います」と明かした。

 6月3日からフランスに飛び、U―23代表による国際大会モーリスレベロ・トーナメントに出場を予定する。五輪出場国もそろう「プレ五輪」となる見通しで、大岩監督は「レベルが高い大会になると予想している」と話した。日本はまず4月のパリ五輪最終予選(カタール)を勝ち抜くことが大前提だが、その後はプレ五輪で一気にチーム力を高める青写真を描く。

 森保一監督も「A代表が優先だとは思うが、日本代表ファミリーとして可能な限り五輪にも協力したい」と話した。6月6、11日はW杯アジア2次予選のミャンマー、シリア戦の日程が重なるが、B組1位のA代表が連勝を続け、来年3月に2次予選突破を決めてしまえば6月は消化試合となる。強化の比重がU―23代表に移ってもおかしくない。国際Aマッチデーと重なり選手を招集しやすい状況も追い風となる。

 現時点でOA枠はDF板倉滉(26)やMF遠藤航(30)らが候補。前回21年の自国開催を除けば、1カ月以上も前の合流は最速となる。また本来、五輪世代のMF久保建英(22)を加え、ベスト布陣を組む可能性も膨らんでくる。一日も早く本番仕様の23人で戦い、68年メキシコ大会以来となるメダル獲得に照準を合わせていく。

 ≪大岩監督念願かなう 3月マリ代表と対戦≫U―22日本代表は、U―23となる来年の3月に国際親善試合でマリ代表(サンガS)と対戦することが決まった。大岩監督は「非常にレベルが高く、欧州の強豪国と遜色ない」と感想を語った。日本がパリ五輪最終予選でプレーオフに回った場合、アフリカ勢と対戦することも視野にマッチメーク。「全ての大陸との対戦をずっと望んできた。やっとアフリカ勢とできるという気持ち」と対戦を心待ちにしている。

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