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ロンドン目指す関塚監督 香川招集には慎重「選手も生身の人間」

[ 2011年1月3日 11:31 ]

インタビューで笑顔を見せるU―22代表の関塚隆監督

 ロンドン五輪出場を目指すサッカーのU―22日本代表を率いる関塚隆監督(50)にとってことしは勝負の年。出場枠3・5を懸けたアジア予選が始まる。

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 ―昨年の広州アジア大会で日本初の金メダル。
 「アジアの中での立ち位置を確かめ、われわれがどの程度できるのかというところからスタートした。タイトルを取れたのは満足している。五輪予選への一つの通過点。しかも非常にいい通過点にできた」

 ―大会を終え、この年代のアジアでの位置は。
 「アジア大会では、われわれのように21歳以下のチームやオーバーエージ枠(24歳以上)を使ったチームもあった。その中で強豪国には主導権を握れなかった。攻守で課題はあった。個のところのスケールを大きくしていかなければいけない」

 ―平成生まれ年代の選手を指導する上で意識していることは。
 「ゲームとか携帯メールとか、すごくコミュニケーションが一方通行というのは感じる。あいさつだったり、相手の目を見て話すということだったり、そういうところを心掛けている」

 ―既にフル代表で活躍する香川(ドルトムント)を五輪予選で招集する考えは。
 「選手も生身の人間。あまりに負担をかければ、大事なところでコンディションの問題や負傷が出てくる。そのあたりを考慮しないといけない」

 ―五輪予選への意気込みを。
 「結果を残さなかったら駄目。しっかり準備をしたい。(五輪に)手が届かない日本ではないので、絶対に出場権を獲得するということで前に進みたい」

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2011年1月3日のニュース