吉本興業とNTTドコモが業務提携 エンターテインメントビジネス拡大が目的

[ 2023年4月24日 10:00 ]

 NTTドコモと吉本興業ホールディングス(HD)が24日、エンターテインメントビジネスの推進に関して業務提携を開始したことを発表した。

 今月11日に両社間で業務提携に合意した。NTTドコモが吉本興業グループの「FANY Studio」に出資し、社名を変更。5月1日から「NTTドコモ・スタジオ&ライブ」として、映像コンテンツ制作事業、音楽をはじめとするライブ事業、アーティスト開発事業の3本柱の事業を開始。コンテンツ開発からファンとの接点となるプラットフォーム提供まで一気通貫で提供するモデルの構築を目指す。

 ドコモ・スタジオ&ライブでは、「FANY Studio」のブランド名で、ドコモが保有する約9300万人の会員基盤や、ドコモの新しい映像メディア「Lemino」、ドコモが運営するアリーナ、タワーレコードなどの販売チャネルなどのアセットと、吉本興業グループが保有する映像コンテンツ、制作ノウハウ、プロデュース人材や音楽アーティストなどのアセットを組み合わせ、エンターテインメントビジネスの拡大を目指す。日本のコンテンツを世界に届け、世界を狙うクリエイターが集まるエコシステムを構築することで、日本のエンターテインメント業界をコンテンツ開発力と技術でけん引する。

 第1弾として、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SASON3」の映像コンテンツ制作に向けて取り組み、今後は幅広い分野におけるエンターテインメントビジネスの拡大に乗り出す。

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2023年4月24日のニュース