堀内ワクチン相 モデルナ製ワクチン敬遠の風潮に「早く打てるワクチンを早く打って」

[ 2022年2月4日 17:48 ]

堀内詔子ワクチン兼五輪相
Photo By 共同

 堀内詔子ワクチン接種推進担当大臣が4日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に別室スタジオから生出演し、新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種について語った。

 英国やドイツ、韓国で3回目の接種率は50%以上に進んでいるが、日本はわずか4・4%と諸外国に比べ大きく後れを取っている。堀内氏は「日本がまず1、2回目が諸外国より遅く始まったということが挙げられる」とした上で、「一定の間隔をおかないと接種できない」と説明。今後について「自治体の体制をしっかり整ってきますので、接種は本格化を迎える」とした。

 接種遅れの理由の一つに、腕が腫れるなどの副反応が報告されているモデルナ社製ワクチンに対する懸念が挙げられる。堀内氏は「効果自体も、ファイザーを打ってもモデルナを打ってもほぼ同等と言われている。副反応について、モデルナは1、2回目に使っていた量の半分となるので、症状の出現は少ないと言われている。安心してどちらのワクチンでも打っていただければ」と呼びかけた。感染拡大が止まらない時期でもあり、「ワクチンの種類にあえてこだわらず、今の拡大の時期なので、早く打てるワクチンを早く打っていただきたい」とも述べた。

 河野太郎氏からワクチン接種相を引き継いだが、堀内氏の発信力のなさが与党内からも指摘されている。「いろいろなご指摘は承知しています。それもあって発信させていただきたいと思って、今日もおうかがいしました」と説明。河野氏と対談した動画の存在などを挙げ、「さまざまな力を付けて、しっかりと発信して、国民の皆様にご理解をいただきたいと思っています」と話した。

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2022年2月4日のニュース