斎藤慎太郎八段 2期連続の名人挑戦なるか。豊島九段と対局 勝つか、2番手糸谷八段が敗れると挑戦権獲得

[ 2022年2月4日 13:07 ]

豊島将之九段とのA級順位戦8回戦に臨んだ斎藤慎太郎八段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の渡辺明名人(37)=王将、棋王含め3冠=への挑戦権を争う第80期名人戦のA級順位戦が4日、東西の将棋会館であり、7戦全勝でトップの斎藤慎太郎八段(28)は豊島将之九段(31)と対局した。午前10時、大阪・関西将棋会館で始まり、斉藤の先手で戦型は角換わりになった。

 正午からの昼食休憩前までに50手進んだ。豊島が右桂を5段目へ跳ね出し、斉藤陣の4段目に歩の拠点を築いて攻勢を強めている。昼食は共に同会館1階のレストラン「イレブン」からの注文で、斉藤が「珍豚美人」、豊島は「サーモンステーキとカニクリームコロッケの盛り合わせ」。

 10人が総当たりで挑戦権を争う同級。この日斉藤が勝つか、5勝2敗で2番手の糸谷哲郎八段(33)が敗れると、斉藤の2期連続の挑戦が決まる。斉藤は昨期、渡辺に名人初挑戦して1勝4敗で敗退。全8冠中、最古の歴史を誇る名人戦における2期連続挑戦なら12、13年の羽生善治九段(51)以来となる。

 東京では、敗れるとB級1組への陥落が決まる羽生が永瀬拓矢王座(29)と対局。羽生は名人在位9期を含め、A級以上に29期在籍している。

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2022年2月4日のニュース