ドリフ駆け出し時代の志村けんさん 山田裕貴でよみがえる 12月に半生をドラマ化

[ 2021年10月20日 05:32 ]

フジテレビの特別ドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」で主演の志村けんさん役を演じる山田裕貴
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 昨年3月に新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した「ザ・ドリフターズ」の志村けんさん(享年70)の半生が、12月にフジテレビでドラマ化される。タイトルは「志村けんとドリフの大爆笑物語」。志村さん役には俳優の山田裕貴(31)が抜てきされた。

 物語は志村さんがコメディアンになることを決意した1968年からスタート。いかりや長介さんに弟子入りし、見習い時代を経て90年代の活躍までが描かれる。華やかな表舞台だけでなく、挫折や苦悩、毎週行われていたコントのネタ会議など裏側も再現。TBS「8時だョ!全員集合」やフジ「ドリフ大爆笑」のコントシーンも山田と他の出演者で再現する。

 山田の起用について関係者は「かつてドリフが在籍していた渡辺プロダクションの系列会社に所属する後輩に白羽の矢が立った。シリアスからコメディーまで表現できるので志村さん役に適任」と説明。山田はオファー時の心境について「楽しみよりもプレッシャーの方が大きかったです」と明かした。

 撮影はすでに終了。ちょうどコントシーンの撮影日が山田の31歳の誕生日(9月18日)だったといい「もしかしたらそれは志村けんさんからのプレゼントだったのかな」としみじみ。放送日時は未定だが「その日一日は、志村けんさんに変わって皆さんを笑顔にできるとうれしいです」と楽しみにしている。

 脚本と演出は、かつて志村さんとコント作りをしたこともあり、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京)などで知られる福田雄一氏が務める。

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2021年10月20日のニュース