藤井聡太2冠 年内最大4冠を目指して竜王戦決勝トーナメント初戦 過去0勝1敗の山崎隆之八段戦

[ 2021年7月10日 12:15 ]

山崎隆之八段との竜王戦決勝トーナメントに臨んだ藤井聡太2冠(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が10日、大阪・関西将棋会館で、竜王戦決勝トーナメントの初戦に臨んだ。相手の山崎隆之八段(40)とは過去0勝1敗。4年連続8割超えの高勝率を残す藤井が負け越す棋士7人の中の一人で、戦型は山崎得意の相掛かりへ進んだ。

 先手は振り駒の結果、山崎。2組優勝の藤井に対し、山崎は1組3位での対局となった。勝者は、挑戦者決定3番勝負進出をかけて1組2位・久保利明九段(45)と2組2位・八代弥七段(27)の勝者と戦う。

 藤井は現在、王位戦7番勝負で豊島将之竜王(31)=叡王との2冠=の挑戦を受け、0勝1敗。さらに25日開幕の叡王戦5番勝負では豊島への挑戦が決まっている。さらに竜王戦でも挑戦権を獲得すれば、例年10月開幕の7番勝負で挑むのは豊島となり、夏から秋にかけて豊島との最大19番勝負が実現する。

 年内のタイトル戦は王座戦では敗退が決まっているため、王位を防衛し、叡王と竜王を獲得すれば4冠になる可能性を藤井は残している。昼食は藤井が「ハンバーグと海老フライの盛り合わせ」で山崎が「一口ヘレカツ」で、共に「イレブン」のサービスランチ。

続きを表示

2021年7月10日のニュース