ナイツ「今考えたらとんでもないパワハラ」 存在さえ知らなかった“漫才協会入り”のワケ

[ 2021年7月10日 16:30 ]

「ナイツ」の(左から)塙宣之、土屋伸之
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 お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(43)と土屋伸之(42)が10日放送のカンレテ「おかべろ」(土曜後2・28)に出演し、漫才協会に入ることになったキッカケを語った。

 コンビ結成から20年。職人技ともいえる安定した漫才は定評があり“浅草の星”とも言われている。また2人は漫才協会の役員であり、塙は副会長を、土屋は常任理事を務めている。MCでナインティナイン・岡村隆史(51)から「そもそも漫才協会とは何をするところ?」と問われ、塙は「非営利団体でお金儲けをしようというよりも、漫才の文化自体を残していこうという親睦団体みたいなもの」と説明。

 当初、2人は漫才協会の存在を知らなかったが、2002年に所属事務所の社長から勧誘されたという。当時を振り返り、「(2人で)嫌だよねって話していて。担当マネージャーに社長から誘われたことを話したら『漫才協会なんかに入ったらテレビに出られない』『みんな断っている』って言われて」と塙。同事務所のバカリズム(45)も、いとうあさこ(51)もコンビを組んでいた時代に漫才協会入りを勧誘されたが、1回断ればテレビ活動をメインにすることに納得してもらえるはずだと、マネジャーからアドバイスを受けたという。

 「社長に『漫才協会よりも、テレビのほうを目指しているんです』って言ったら、『ダメだ!お前らは絶対に入れる。俺には見える…浅草で絶対に売れる』って。もし漫才協会に入らなかったら(所属事務所の)マセキ芸能社をクビにするって言われたんですよ」と告白。土屋も「今考えたら大パワハラ。とんでもないパワハラですよ。強制的に入れられて」と言及した。

 当時、漫才協会に入るには、誰かの弟子になるのが必須条件で、内海桂子師匠か、夫婦漫才の大空遊平・かほり師匠、どちらかの選択を迫られたという。「そう言われてもどっちも嫌じゃないですか。でもなんとなく桂子師匠は年配だし、良いんじゃないかということで桂子師匠のところに」と打ち明けていた。

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2021年7月10日のニュース