赤江アナ 自宅療養 感染で広がる心配の声 専門家「子供の世話を頼める人の準備を」

[ 2020年4月20日 05:30 ]

赤江珠緒アナウンサー
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 フリーアナウンサーの赤江珠緒(45)は新型コロナウイルス感染を公表してから一夜明けた19日、自宅で療養した。PCR検査を受けて陰性だった2歳8カ月の長女と過ごしたとみられる。

 16日にTBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」で、テレビ朝日「報道ステーション」のスタッフである夫の感染を発表。その際「親が共倒れになった場合、子供の面倒は誰が見るのか」と不安を吐露していた。両親やひとり親が感染した場合、自分で生活できない子供をどうすればいいのか。

 親子ともに感染した場合は同室で療養となるが、問題は赤江のように子供が陰性の時。「保健所に相談して判断を仰いでほしい」(厚生労働省)と対応は定まっていない。親族に預けるにしても、子供は濃厚接触者となるため親族が高齢の場合は感染後のリスクが危惧される。

 山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏(感染症学)は「子供の世話をしてくれる人を事前に決めて相談しておくことが大切」と強調する。その候補について「特に東京では近くに親族が住んでいる家庭は少ない。高齢や遠方にいても祖父母に頼らざるをえないのが現実だ」と指摘。「軽症なら子供への感染に気をつけて一緒に自宅待機するのも選択肢」とし、その場合は「食品などを玄関前まで届けてくれる人を確保しておくことが必要」と指摘した。

 ただ、高齢者ほど重症化リスクは高まる。感染症対策を専門とする別の医療関係者は「つてがあるならきょうだいや信頼できる友人など60歳未満の人に頼るのが望ましい」と訴えた。行政機関に相談すれば、状況に応じて親と一緒に入院させるなどの対処方法を教えてくれるという。

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