「二輪草」「函館本線」「こころ酒」編曲家の前田俊明さん死去 70歳

[ 2020年4月20日 05:30 ]

編曲家の前田俊明さん
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 川中美幸(64)の「二輪草」や山川豊(61)の「函館本線」などを手がけた編曲家の前田俊明(まえだ・としあき)さんが、17日午後4時44分に亡くなっていたことが19日、分かった。70歳。死因は明らかになっていない。葬儀は家族葬で営まれる。

 関係者によると、昨年11月末に入院。医師から「年を越せるかどうか」と告げられていたという。懸命の闘病で持ち直したものの力尽きた。

 1949年、東京都台東区生まれ。小学5年でギターを始め、明大マンドリンクラブで作曲家の故古賀政男さんに師事した。23歳で作編曲家としてデビュー。その後、数百曲の編曲を手がけ、演歌界有数のアレンジャーとして活躍した。

 92年に藤あや子(58)の「こころ酒」で第34回日本レコード大賞歌謡曲・演歌部門の編曲賞を受賞した。作詞・水木かおる氏、作曲・弦哲也氏による「二輪草」は98年に発売され出荷100万枚を記録した。

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