82歳浜村淳 半世紀勤続を宣言

[ 2017年7月6日 22:16 ]

 関西ラジオ界の大御所パーソナリティーで映画評論家の浜村淳(82)が6日、大阪市阿倍野区の映画館でトークショー。映画館のあるあべのアポロビルの開業45周年記念イベントで「私は今、44年目。番組よりも長い。ものすごいですね」と自身が1974年4月から出演し続けるMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(月〜金曜前8・00)パーソナリティーと比較して笑いを誘い、自身は「50年はやる」と半世紀勤続を宣言した。

 あべのアポロシネマでの「メアリと魔女の花」の試写会前に得意の“浜村節”で映画を説明。「007のラストシーンのようにドタバタ。アニメ世代には受ける。宮崎さんのジブリに似てるところもある」とスタジオジブリ出身の米林宏昌監督(43)を評価した。

 イベント後に取材に応じ、アポロビルのある天王寺そばの天王寺動物園の思い出を語り、また、過去に番組にゲスト出演したキアヌ・リーブス(52)、リチャード・ギア(67)、ソフィア・ローレン(82)、故石原裕次郎さんらとのエピソードも披露。5月初めに引退する意向を明かした俳優アラン・ドロン(81)とは因縁があるそうで、「君のメガネは似合わないから、メガネのフレームを贈ってやる、と言われた。その時、住所と名前を教えたんだけど、20年経ってもまだ、贈ってこない」と笑い飛ばした。

 現在、82歳の浜村。今年に入って同世代の歌手のペギー葉山さん、女優の野際陽子さん、元阪急監督・上田利治氏らが相次いで死去。「ペギーさんは19歳でデビューした時からの付き合い。亡くなる1カ月前にお会いした。突然でビックリした」と残念そうにした。自身は近日中に脳のMRI検査、CT検査などを受診する予定で「80過ぎたら、悪いところも出てくるけど」と身体のケアにぬかりはない。「50年はやりたいですね」とあと6年、まだまだ一線での活躍を約束した。

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2017年7月6日のニュース