ASKA容疑者 なぜ再び覚醒剤?カギは「楽曲制作」と「福岡」

[ 2016年11月29日 08:00 ]

ASKA容疑者 覚せい剤で逮捕

午後6時30分、外出先から帰宅したASKA容疑者
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 ASKA容疑者が再び覚醒剤に手を染めたのはなぜか。スポニチ本紙の取材で浮かび上がってきたのは「楽曲制作」と「福岡」だ。

 ASKA容疑者がアルバムを発売しようと、本格的な楽曲制作に打ち込み始めたのが8月。6月に会った知人は「しっかりした話し方だった」と語り、9月に会った関係者も「ごくごく普通だった」と振り返る。明らかに様子が変わったのは10月だった。

 関係者によると、アルバム制作が佳境に入った時期。14年5月の逮捕から2年以上、朝型の生活を続けていたが、10月に入ると曲作りが煮詰まり、逮捕前と同じように作業が深夜に及ぶようになった。アルバム発売を年内から来年1月に変更したことをブログで発表したのもこのころ。薬物依存症の更生施設「館山ダルク」の十枝晃太郎代表は音楽活動の再開が早急だったことを問題視。「立ち直ったことをアピールしようとしたと思うが焦りすぎた。元の仕事に戻ることはよくない。また同じストレスを受けて薬物に手を染めてしまう」と指摘する。

 ASKA容疑者自身が裁判で「医師に処方されていた睡眠導入剤や眠気を覚ます薬が効かなくなった」と、曲作りによる不規則な生活が覚醒剤使用の根本的な原因だと明かしている。関係者は「仕事を再開すると覚醒剤も再開してしまうようなら、一生音楽はできない。更生が望めない深刻な状態だ」と嘆いた。

 「レコーディング先の福岡から戻ってくるたびに話し方や目つきがおかしくなった」と指摘する関係者も。家族は福岡行きを反対していたとの情報もある。

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