オリックス・エスピノーザ「信じられないぐらい、うれしい」 球団では90年シュルジー以来の快投

[ 2024年4月18日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス5-0楽天 ( 2024年4月17日    楽天モバイル )

<楽・オ>先発したエスピノーザ(撮影・篠原 岳夫)
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 陽気なベネズエラ人右腕が快記録だ。3度目の先発のオリックス・エスピノーザが、ストライク先行のテンポのいい投球で7回5安打無失点と好投しリーグ単独トップ3勝目。初登板から3戦3勝は、球団助っ人では90年シュルジー以来、34年ぶり2人目となった。

 「自分でも信じられないぐらい3勝目はうれしいよ。常に頭の中にあるのが、どんどん打者に攻め込んで、イニングを早く終わらせること。それが続けられているのと、もちろん野手が守備でも打撃でも凄く助けてくれているので」

 メジャーでの登板は22年カブス時代の7試合(0勝2敗)だけ。昨季はパドレス3Aで8勝9敗だったが、17年にトミー・ジョン手術を受けた影響もあり、過去のキャリアで3連勝どころか2連勝もしたことがなかった。「それは本当。初めてです」とはにかむ26歳が、日本で大化けしようとしている。

 ラーメン好きを公言しているが、もう一つパワーの源になっているのが「アレパス」というトウモロコシ粉を使ったパンのようなベネズエラの伝統料理。同僚のセデーニョがふるまってくれると言い「彼がチームにいてくれて良かったよ」と笑う。山本由伸が抜けたチームに、楽しみな逸材が海の向こうからやってきた。 (山添 晴治)

 ◇アンダーソン・エスピノーザ 1998年3月9日生まれ、ベネズエラ出身の26歳。14年にレッドソックスと契約。カブス在籍の22年5月30日にメジャーデビュー。23年はパドレス3Aで28試合に先発し8勝9敗、防御率6・15。メジャー通算7試合0勝2敗、防御率5・40。1メートル83、86キロ。右投げ右打ち。

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