米野球殿堂 来年7月から日米の野球交流史をテーマにした企画展を開催 大谷、イチローのグッズなど展示

[ 2024年4月18日 18:22 ]

駐日米国大使公邸で会見を行った村上雅則氏(左)とウォーレン・クロマティ氏
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 米野球殿堂博物館は18日、来年7月からニューヨーク州クーパーズタウンにある同館で「野球とベースボール、太平洋を越えた日米の野球交流」と題した企画展を開催すると発表した。

 日米の野球交流の歴史をひもとくもので、ドジャース・大谷やイチローなど日米で活躍した選手が愛用した道具を展示し、日米の野球史などを紹介する。

 企画展は同館3階の約170平方メートルのスペースを使って開催。主なテーマは4つで「1905年に初めて日本の野球チームとして訪米した早大野球部など、米国を巡った日本チームの歴史」「1907年に初めて日本で試合を行った米国の野球チーム、1934年に来日したベーブ・ルースらによる日米野球など、日本を巡った米国チームの歴史」「クロマティー、バースら日本で活躍した外国人選手の歴史」「村上雅則から野茂英雄、その後に続いた日本人選手たちの功績と歴史」となっている。

 東京・港区の米国大使公邸で行われた記者会見で、ラーム・エマニュエル駐日大使は「(米野球殿堂で)初めて1カ国に特化した展示になる。わくわくする出来事がクーパーズタウンで待っている」とあいさつ。

 自身はシカゴ在住歴が長く、NBAのシカゴ・ブルズで活躍したスーパースターのマイケル・ジョーダンに大谷をなぞらえ「大谷も野球界全体を背負って世界にアピールしている」と期待を示した。

 会見に同席した日本人初のメジャーリーガーである「マッシー」こと村上雅則氏は「今は多くの選手が(メジャーに)行って幸せ。喜んでいる」と感慨深げだった。1964年にジャイアンツでデビューし、今年で60周年。5月にはサンフランシスコで記念式典が行われる。

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