巨人、悪夢のサヨナラ負け 守護神・大勢が1死も取れず満塁…佐藤輝にサヨナラ打許す

[ 2024年4月18日 21:09 ]

セ・リーグ   巨人1―2阪神 ( 2024年4月18日    甲子園 )

<神・巨>延長10回、大勢は佐藤輝(左)に勝ち越し打を許す (撮影・須田 麻祐子)
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 巨人は敵地・甲子園で延長10回、阪神にサヨナラ負けを喫して2連敗。3カードぶり負け越しで貯金が2に減った。

 巨人のサヨナラ負けは2日の中日戦(バンテリンD)以来今季2度目。甲子園でのサヨナラ負けは2021年9月4日にビエイラが大山にサヨナラ被弾して以来。甲子園での延長サヨナラ負けは2019年5月29日、12回に桜井が高山に代打サヨナラ満塁被弾して以来5年ぶりとなった。

 1―1で延長戦に突入。そして迎えた延長10回だった。この回から4番手として登板した守護神・大勢投手(24)が最初に打席へ迎えた中野に左前打され、続く森下にも中前打されて無死一、三塁のピンチ。ここまで4打数無安打だった4番・大山を1ボールから申告敬遠して無死満塁となった。

 ここで打席に迎えたのは菅野に3三振を喫するなど、ここまで4打席無安打だった佐藤輝だったが、右前にサヨナラ打された。

 大勢がサヨナラ負けで敗戦投手となるのはプロ3年目で初。満塁ではプロ入りから13打数0安打に抑えていたが、満塁時で初めて打たれた安打が悔しいサヨナラ打となった。

 開幕2戦2勝で13イニング連続無失点が続いていた菅野智之投手(34)が先発登板。3試合連続で同学年の盟友・小林誠司捕手(34)との“スガコバ”バッテリーで試合に臨んだ。

 すると、小林が2回、2死二塁で入った第1打席で相手先発右腕・西勇から中前に先制適時打。1―0のまま試合が進行した。

 だが、菅野の3年ぶりとなる完封勝利まであと2イニングとなった8回だった。

 ここまで投手戦を繰り広げてきた相手先発右腕・西勇の代打・前川に左前打されると、続く近本にも左前打され、無死一、二塁のピンチ。

 中野の送りバントは菅野が好フィールディングで三塁に送球して1死一、二塁となったが、ここで打席に入った森下に初球の外角低めスライダーを左前に運ばれ、1―1と追いつかれた。

 菅野はここでマウンドをドラフト1位ルーキーの西舘に譲って降板。菅野にとっては開幕から21イニング目での今季初失点だった。

 それでも西舘が踏ん張り、9回は3番手左腕・バルドナードも無失点で切り抜けて延長戦に突入していた。

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