中日・根尾 開幕ローテ争い残った!序盤乱調も6回途中6K自責0「勝てる投球を目指して投げていきたい」

[ 2024年3月10日 05:45 ]

オープン戦   中日2ー2広島 ( 2024年3月9日    マツダ )

<広・中>6回途中2失点だった根尾(撮影・成瀬 徹)
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 中日・根尾が目標にまた一歩近づいた。オープン戦3度目の先発で今春最長5回2/3を2失点(自責点0)。開幕ローテーション争いに生き残った。

 「序盤投げ急いだり味方に迷惑をかけたけど、そこから何とか修正できた。(開幕ローテへ)もちろんそこしか見ていないので、勝てる投球を目指して投げていきたい」

 立ち上がりはバタついた。初回先頭の野間を村松の失策で塁に出すと、田村の右前打などで1死二、三塁からシャイナーの三ゴロの間に先制点を献上。2死一、三塁から暴投で2点目を失い、課題も残った。2回以降は立ち直り、ストライク先行。結果的に6回2死まで被安打1、毎回6奪三振の80球で投げ切った。

 「配球を変えたり、打者を見て投げられた。以前は“自分のボールを投げたい”という思いが勝っている時もあったんで」

 今春の4度の対外試合は計17回8失点。4回1/35失点した2日ヤクルト戦から修正した姿に、立浪監督は「他の先発投手との兼ね合いだけど、十分チャンスはあるのかな」と6枠の開幕ローテ入りの可能性を示唆した。“ライバル”のメヒアと梅津が体調不良でやや出遅れ、チャンスは十分。次回は19日の楽天戦(岡崎)での登板が有力。未完の大器が実力で枠をつかみ取る。(山添 晴治)

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