中日・大野、4回1安打無失点の快投 ドラゴンボール世代で「瞬間移動できひんかなと…」としんみり

[ 2024年3月10日 17:13 ]

オープン戦   中日3―0広島 ( 2024年3月10日    マツダ )

<広・中>先発・大野のピッチング(撮影・成瀬 徹)
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 中日先発の大野が4回1安打無失点の快投で開幕ローテーション入りへ前進した。最速142キロの球速以上に伸びのあるボールでフライアウトを量産。左肘の負傷で昨季は1試合の登板に終わった20年の沢村賞左腕が復活を印象づけた。

 「僕自身、今年やるしかない。そのつもりでずっとリハビリもやってきてましたし、オープン戦の結果も凄く大事だと思ってマウンドに上がった。他の先発投手もみんな抑えているので、結果を出して開幕ローテに選んでもらうしかない」

 今年9月で36歳になるベテランも、幼少期は鳥山明氏の作品とともに育った世代。「小学校の頃、母親がドラゴンボールを買ってきてくれて、家に全巻あって無我夢中で読んだのを覚えています」。孫悟空が額に指を当ててワープする技を毎日のようにマネしていたのが思い出だ。

 「ホンマに瞬間移動できひんかなと思って、指をおでこに当てたこともありました。年中やってましたけど、無理でしたね。ハワイに行きたいと思っていました、ちなみに。行けなかったですね」としんみりと話した。
 

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