ブルージェイズ・菊池雄星 2度目のOP戦マウンドは2発被弾でKO降板も、謎の再登板

[ 2024年3月11日 02:35 ]

オープン戦   ブルージェイズーオリオールズ ( 2024年3月10日    ダンイーデン )

ブルージェイズ・菊池雄星(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が10日(日本時間11日)、オリオールズとのオープン戦に先発したが、満塁本塁打を含む2本塁打を浴び、1回持たずの2/3回を5失点でKO降板となった。

 初回、先頭のヘンダーソンをオール直球で3球三振に切ってとるなど上々の立ち上がりだった。だが、続くサンタンダーに左中間ソロを浴びてリズムが狂う。さらに2連打と四球で満塁とされると、6番・ホリデイに右越えの満塁本塁打を浴びた。

 7番・メイヨーから空振り三振を奪って2死としたところで、マウンドに捕手のカークが駆け寄り、グラブ越しに会話を交わすと、そのまま降板となった。

 だが出番はまだ終わっていなかった。2回から2番手・ワトソンに代わって再び菊池が、異例の再登板。いきなり四球と右前打で無死一、三塁のピンチを背負い、サンタンダーの遊ゴロ併殺の間に1失点。続くウエストバーグを空振り三振に切って落とした。

 3回は先頭打者に中前打されたが、その後は2者連続三振。しかし続くメイヨーの投ゴロを捕り損ねて、2死一、三塁としたところで、再び降板。結局、謎の再登板を経ての2度目のOP戦は、2回1/3を投げ、2本塁打を含む7安打6失点。60球を要し、5三振を奪ったが、四球も2つと微妙な内容となった。

 菊池は2月26日(同27日)のパイレーツ戦で2回を投げ、1安打無失点、3奪三振と文句なしの投球を披露。ローテーションの一角としての安定感に期待が寄せられる中、この日はまさかの大乱調。開幕に向け、再調整を余儀なくされそうな雲行きになってきた。

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