昨季日本一の阪神 オープン戦で「開幕9戦9敗」 開幕前最後の本拠地、4万超の大観衆の前で巨人に惜敗

[ 2024年3月10日 16:29 ]

オープン戦   阪神4―5巨人 ( 2024年3月10日    甲子園 )

<オープン戦 神・巨>選手交代を告げる岡田監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神は10日の巨人戦に4―5で敗れ、今春オープン戦は「開幕9戦9敗」となった。記録が残る1965年以降では既に前日9日に記録した「開幕8戦8敗」の球団ワーストを再び更新。「開幕から」に限らないオープン戦期間中の9連敗も09年の8連敗(1分けを含む)を超え、1950年の2リーグ制以降では球団ワーストを更新した。

 開幕前では最後の本拠地戦。実数発表になった2005年以降のオープン戦では球団最多を更新した4万1129人の大観衆に初勝利を届けることはできなかった。

 救援陣の調整と新人投手の“顔見せ”に主眼を置いた投手陣は7人で計5失点。攻撃では7回1死一、二塁では大山悠輔内野手(29)の左前適時打で一時は1点差まで迫りながら、直後の8回の守備で佐藤輝明内野手(24)が三ゴロを一塁へ悪送球して失点に直結した。途中出場の植田海内野手(27)の右翼線適時二塁打で再び1点差に迫った8回、なお2死三塁では森下翔太外野手(23)が遊ゴロに倒れて、あと1点が届かなかった。

 昨季は巨人を18勝6敗1分けで圧倒。岡田彰布監督(66)は「勝ちすぎ。こんなに力の差はない」と振り返り、巨人が球団創設90周年の節目であることも踏まえて「相当の覚悟を持ってくると思う。補強も一番している」と警戒を強めていた。リーグ連覇を狙う今季は3月29日からの開幕3連戦(東京ドーム)でいきなり激突。4―9で敗れた2月23日のオープン戦初戦と合わせ、「開幕前哨戦」を2戦2敗で終えた。

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