西武ドラ1・武内夏暉 山川にプロの洗礼“どすこい弾”浴び「風格…とても打ちそうなオーラはありました」

[ 2024年2月28日 15:27 ]

練習試合   ソフトバンク4―3西武 ( 2024年2月28日    宮崎アイビー )

<ソ・西>初回2死一塁、山川(手前)に2ランを打たれた武内(撮影・成瀬 徹)
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 西武のドラフト1位ルーキー・武内夏暉投手(22=国学院大)が28日、ソフトバンクとの練習試合に先発登板。初回、西武からソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手(32)に逆転2ランを打たれるなど3回49球を投げ3失点の内容だった。

 プロの洗礼を「はい、感じました」と素直な思いを語った武内。1-0で迎えた初回、2死一塁だった。甘く入ってしまった変化球を、山川に左中間席へに運ばれた。

 球界を代表する大砲にいきなり浴びた1発に「浮かないようには気を付けたんですけど、やっぱりそういう浮いた球をしっかり打たれたので、そういう球は見逃してくれないなって思いました。やっぱり風格というか、とても打ちそうなオーラはありましたし、やっぱり懐が広いなと思いましたね」と一言一言かみしめるように語った。

 対外試合初登板。相手は、かつてファンクラブにも入会していた憧れのソフトバンクだった。「初めての試合ということで緊張感もありながら、まあ失投を打たれたなという印象です」。冷静に自身の投球を振り返った22歳は「この失敗を今後に生かしていきたいと思います。カーブでも意外と緩急を使えて、反応的には良かったので、そこは収穫」と今後を見据えた。

 また、先発として投げ合ったのは目標とする投手の一人である和田だったことには「何かの縁かなと思います」と笑顔。今日はあまり気にしないようにしてたんですけど、一緒に投げれるということは本当にうれしいことです」と初々しい一面も見せた。

 最速は今宮に投じた154キロ。「真っすぐの勢いで詰まらせることもできたので、先発として継続していきたい」。西武の未来を背負う金の卵は、開幕に向けて多くの収穫を手に、さらなる進化を誓った。

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