イ・ジョンフがメジャーデビュー打席で右前打 昨季13勝右腕から快音 初得点も記録

[ 2024年2月28日 10:30 ]

ジャイアンツのイ・ジョンフ(AP)
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 韓国プロ野球・キウムからポスティングシステムでジャイアンツに移籍した李政厚(イ・ジョンフ)外野手(25)が27日(日本時間28日)、マリナーズとのオープン戦で「1番・中堅」で実戦デビュー。メジャー初打席でいきなり快音を響かせた。

 イ・ジョンフは脇腹の軽い痛みがあったため、実戦デビューがこの日までずれ込んだ。それでも「1番・中堅」でスタメンに名を連ねると、初回の第1打席で昨季13勝を挙げ、球宴にも選出された相手先発・カービーから右前打。メジャー初打席で早速「H」ランプを灯す戦列デビューとなった。

 リードオフマンとして出塁し、チャンスメークすると1死二塁からウェードの中前適時打で生還。初得点も記録した。

 2回の第2打席は一ゴロ、4回の第3打席は空振り三振に倒れ、この日は3打数1安打だった。

 イ・ジョンフはジャイアンツと6年総額1億1300万ドル(約188億5000万円)の大型契約を結びメジャー移籍。ボブ・メルビン監督が「ケガさえなければ」と開幕戦で「1番・中堅」で先発起用を明言するなど、チームの期待は高い。

 21、22年にKBOリーグで2年連続首位打者に輝き、22年はMVPも獲得するなど、「韓国のイチロー」と称される好打者。父も「韓国のイチロー」と評された元中日の李鍾範(イ・ジョンボム)さんで、父が中日でプレーしていた影響で自身は名古屋市で生まれた。

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