西武・平良が侍ジャパン“先陣”最有力 3回3失点も前向き!3・6強化試合へ「調整して上げる」

[ 2024年2月28日 05:30 ]

練習試合   西武4―4韓国・斗山 ( 2024年2月27日    サンマリン宮崎 )

<西武VS韓国・斗山>西武先発の平良(撮影・西尾 大助)
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 侍ジャパンが3月6、7日に行う欧州代表との強化試合の初戦で、西武・平良海馬投手(24)が先発の最有力候補に挙がっていることが27日、分かった。正式に決まれば、11月の「プレミア12」で主要国際大会4連覇を狙う今年の“初陣”を託されることになる。

 平良はこの日、チーム初の対外試合となる韓国・斗山戦に先発して3回2安打3失点だった。キャンプでの疲労も残る中、2四球がいずれも失点につながった。自己最速160キロを誇るが、150キロ止まりで、三振は0だったが「球速が上がれば、変化球で空振りが取れるようになる。調整して上げていきたい」と前を向いた。

 3月の強化試合は、21年夏の東京五輪で金メダルに貢献して以来、3年ぶりの代表復帰戦となる。救援から先発に転向した昨年は、調整に専念するために3月のWBC出場を辞退。覚悟を持って臨み、昨季チームトップの11勝と結果で示した。

 井端監督は東京五輪でコーチとして投球を間近で見ている。14日の代表メンバー発表会見では「これからの日本を背負って立っていく選手たち」と語り、11月のプレミア12だけではなく、26年WBCや、28年ロス五輪も見据えた起用となる。

 試運転を終え、次回登板は侍ジャパンでのマウンドになる見込み。このオフに習得を目指した、横ではなく縦に鋭く沈む新球ジャイロスライダーも試す意向で「どんな反応をするのか楽しみ」と尽きない探究心を持ちマウンドに上がる。

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