伊東勤氏 中日ヘッドコーチ時代に見えたドラゴンズ低迷の原因「地元ではスター扱いで…」

[ 2024年2月20日 16:35 ]

中日ヘッドコーチ時代の伊東勤氏
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 西武、ロッテの監督を務めた伊東勤氏(61)が、江本孟紀氏のYouTube「エモやんの、人生ふらーりツマミグイ」に出演。ヘッドコーチ時代に感じた中日低迷の根幹を明かした。

 2019年から3シーズン、中日ヘッドコーチを務めた。

 伊東氏が総合コーチだった2009年WBCでブルペンコーチを務めた与田剛氏と意気投合。与田氏の中日監督就任時に招へいされた。

 2019年は5位、2020年は8年ぶりAクラスとなる3位と躍進したが、翌年再び5位転落し、与田氏が退任。伊東氏も球団を離れた。

 伊東氏は「僕はパ・リーグの人間だから言わせてもらうと凄く恵まれている。セ・リーグの選手は。特に中日の選手はそう」と切り出した。

 大きな地方都市に根付いた人気球団である中日の選手は「地元ではスター扱い」と指摘した。全国的な人気選手ではなくても地元ではちやほやされてしまう。

 江本氏は「阪神もそうだった。広島も。所沢(西武の本拠地)はいいよね。(繁華街がないから)本当の野球ファンしか来ない」と指摘した。

 伊東氏も「野球をやる環境は最高でした」と振り返った。

 ただ、中日の場合は地元の熱狂的な支持の上にあぐらをかいていなかったか?

 伊東氏は「球団も含めてここがしっかりしていないから勝てないんだ、というのが見えた」と改善点はあったと指摘した。
 

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