巨人・岡本和真「坂本大先輩に教えてもらった」と感謝 苦手球種の打率が1年で12球団No.1に

[ 2024年2月13日 19:55 ]

巨人・岡本和
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 巨人の主砲・岡本和真内野手(27)が12日に放送されたNHK BS「球辞苑~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」(月曜後9・00)にVTR出演。ある球種について自身の打率が上がった背景に坂本勇人内野手(35)から受けたアドバイスがあったことを明かした。

 今回で10年目に突入した同番組。今回のテーマは変化球の一つである「スライダー」だった。

 番組の視聴者でもある岡本和は今回が待望の初出演。VTRに登場するなり「あれはどうやったらインタビュー来てくれるのかなと思ってました」とご満悦だったが、ついに呼ばれたのには理由があった。

 それは、2023年シーズンにスライダーを打って安打にした“スライダー打率”が.362と2位以下に大差をつける12球団No.1の数字だったこと。しかも前年の22年はスライダー打率.155で、たった1年で劇的な飛躍を遂げたという。

 苦手な球種の克服について聞かれた岡本和。「あんまり得意じゃなかった」というスライダーの打ち方について「イメージとかそういうのを変えながら。変化球を打つのがうまい人を見て、こういうイメージでやっているのかなぁ…というふうな。真似して。聞いたりもしましたし、坂本さんだったりとか」と先輩のアドバイスも受けながら工夫を重ねていたことを明かした。

 坂本は昨季までのプロ17年間でNPB歴代15位の通算2321安打を誇る名打者。「変化球を拾うのがうまいですね。メチャクチャうまいですね」というのが岡本和の坂本評で、偉大なるその先輩を真似し、アドバイスを求めた結果の成績向上だった。

 「スライダーってやっぱアウトローに決められると、本当どうしようもないんで。そこを振らされている時っていうのは僕自身もあまりいい時ではないので。そこを頑張って我慢しようっていうのはありましたね」。

 その後、バットを握って自らスライダーの打ち方も実演。右投手のスライダーについては「泳いでもいいやと思って打ちにいってます。そういうふうに教えてもらって。坂本大先輩に教えてもらったんですけど」と、泳いでもいいからなるべく左足の前でさばくことを意識していると明かした。

 反対に、左投手のスライダーの打ち方については「逆で。前にはいかないで後ろでバチーンって打つ感じですね。左投手の場合は食い込んでくるんで前に打ちにいくと詰まっちゃうんで」とし、右打者である岡本和にとって軸足の右足まで呼び込んで捉えるイメージだという。

 坂本への感謝を随所ににじませた岡本和。だが、その後、番組が調べてみると、2023年シーズンにおけるスライダー打率とそれ以外の打率差ワーストランキングでなんと坂本はワースト2位。スライダー打率は.172だったことが判明すると、大の巨人ファンでもある「ナイツ」の塙宣之(45)は「坂本、打ててねーじゃねーかよ…」と苦笑いだった。

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