オリ・吉田輝星がリーグ4連覇へのジョーカーに浮上 紅白戦1回完全で新天地デビュー

[ 2024年2月13日 05:45 ]

オリックス紅白戦   白組1ー0紅組 ( 2024年2月12日    SOKKEN )

オリックス紅白戦に登板した吉田(撮影・井垣 忠夫)
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 昨年11月に日本ハムとの交換トレードで新加入したオリックス・吉田が、上々の新天地デビューを果たした。今春チーム初実戦となった12日の紅白戦で、紅組の3番手として3回から登板。最速145キロを計測するなど、1回を12球で3者凡退に抑えた。

 「出力を上げて投げるのが初めてだったので。全力で投げることに慣れて、その中で体重移動の質を上げていきたい」

 先頭の上野を見逃し三振に仕留めるなど移籍後初戦で結果を残したが、満足する様子はない。今キャンプでは投球時に体が三塁側に流れる悪癖を矯正するため、ブルペンで首脳陣のチェックの下、ネットスローなどで体重移動を徹底的に意識。投球フォーム固めは途上段階で「強い真っすぐを投げる時にバランスがまだ合わなくて、そこは課題。練習して固めたい」と先を見据えた。

 宮城、山下、田嶋、東らに続く先発争い、もしくは宇田川が右肩のコンディション不良で出遅れている影響から中継ぎとしても起用可能。「先発なら使う球種も多くなるし、その中で練習したらリリーフで使える球種も出てくる。どっちでもできるような心構えを」と、適応への心意気は十分だ。「その中(連覇)の一つの大きなピースとして活躍できるように」。4連覇を狙う中嶋オリックスのジョーカーに浮上した。(阪井 日向)

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