“ハマの斎藤雅樹”深沢　オリックス舜平大に続く！高卒3年目ブレークの予感　通算180勝腕ばり右サイド

練習試合   DeNA3－4中日 （ 2024年2月12日    宜野湾 ）

＜D・中＞先発で2回1安打無失点2奪三振だったDeNA・深沢（撮影・島崎　忠彦）
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　次の高卒3年目ブレークは俺だ。DeNAの高卒3年目のサイド右腕・深沢が、中日との練習試合に先発。2回1安打無失点2奪三振の好投で先発ローテーション入りへ猛アピールした。

　「持ち味のコントロールをうまく使えた。マウンドに上がっても緊張はなかったです」。右サイドから140キロ台前半の直球をテンポ良く投げ込んだ。初回1死から村松に中前打を浴びたが、続く三好をスローカーブで見逃し三振。2回は3者凡退に仕留めるなど、制球と変化球も効果的だった。三浦監督も「本当に良い投球」と称賛。まだ1軍登板はないが開幕ローテーションについて「候補の一人」と目を細めた。

　高卒3年目のブレークと言えば、昨年9勝3敗、防御率1・61をマークしたオリックス・山下。こちらも前年まで1軍なしながら開幕投手を務め、一気に飛躍した。また、右サイドと言えば「平成の大エース」と呼ばれた通算180勝の巨人・斎藤雅樹も、ブレークは3年目。深沢は「まずは自分が1軍に上がることに集中したい」としたが、次のブレーク候補の一人になる。

　11日には都内から両親が沖縄入り。前日は「なぜか予約がそうなっていた」と沖縄料理ではなくイタリア料理を一緒に楽しみ、快投につなげた。「登板回数も今後増えると思いますが、自分らしい投球を考え準備していきたい」。5位だった21年ドラフトの同期の1位は同じ高卒右腕の小園。競争に勝ち抜き、開幕ローテーションに食い込んでみせる。（大木　穂高）