今永 カブス入りの決め手は「可能性が無限大に広がるチーム」

[ 2024年1月14日 02:30 ]

入団記者会見で語る今永(AP)
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 DeNAからポスティングシステムを利用してカブスに移籍した今永昇太投手(30)が12日(日本時間13日)、シカゴ市内のホテルで入団記者会見に臨んだ。

 ――入団の決め手。

 「ジェド・ホイヤー編成本部長とカーター・ホーキンスGMと面談した時に“自分のポテンシャルを信じて、思い切って投げてほしい”と言われて、心に響いた。可能性が無限大に広がるチームを求めていた。自分の成長につながると思った」

 ――メジャーでは一般的な中4日で投げる可能性もある。

 「周りのアドバイスを聞き入れることが大事。自分に合ったものを取り入れて、まずはやってみることを心がけて順応したい」

 ――昨春のWBCの経験は影響したか?

 「さらに成長したい、もっと良い投手になれるはずだと、思わせてくれた大会。MLBでは想像を絶するような能力を持った選手たちがたくさんいると興味を持った。自分の力を存分に試したいという気持ちが強くなった」

 ――ピッチクロックとメジャー球への対応。

 「マウンドでいろいろと考えすぎてしまう部分がある。時間に迫られた方が、もしかしたら良い投球ができるかもしれない。メジャー球は練習で使用していても、特に不安になる要素はない」

 ≪「投げる哲学者」異名に米も興味≫今永のDeNAでの異名「投げる哲学者」は入団会見でも話題になった。ジェド・ホイヤー編成本部長がこの呼称を紹介し「極めて知的な投手だ」と称賛。米メディアから由来を聞かれた今永は「向上心を常に持ってやってきたことが、そのニックネームにつながったのでは」と答えた。球団公式SNSも「The Pitching Philosopher」と紹介。カ軍には「プロフェッサー(教授)」と呼ばれる93勝右腕ヘンドリックスがおり、哲学者と教授の共演も楽しみだ。

 ≪野球カード登場 24時間限定販売≫今永の野球カードがさっそく登場した。トレーディングカードの米大手Topps社が12日(日本時間13日)、カブス入団が決まった左腕のカードの販売を開始。入団会見のユニホーム姿の写真に「日本のエースがウインディー・シティー(風の街=シカゴ)で才能を発揮する」との文字が書き添えられている。カードは1枚1243円で、日本時間の14日午前9時まで24時間限定で販売された。

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