谷繁元信氏「現金のみなので…」 昭和プロ野球の“代名詞”セカンドバック「巨人の選手は大きめだった」

[ 2023年4月2日 22:01 ]

谷繁元信氏
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 元中日監督で野球評論家の谷繁元信氏(52)が1日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00~)に出演。今の時代では“考えられない”昭和プロ野球のエピソードを披露し、番組を盛り上げた。

 番組は「昭和のスポーツ遺産 プロ野球編」として初回放送。今の時代では考えられないような昭和プロ野球の逸話の数々が披露される中、谷繁氏は「僕が入った頃って先輩が常にセカンドバックを持って歩いていたんですね、当たり前のように。今はカードがあるじゃないですか?僕らの時代はカードがなかったんでね、常に現金で払わないといけない。僕は、ある先輩のことをチラリと見たら200万円くらい常に現金で入っていた」と明かした。

 これに元巨人・斎藤雅樹氏は「(僕は)キャッシュレスじゃなかった頃は50万円ぐらい持ち歩いていたと思います。先輩によってはビラ(札束に帯)が付いたやつが何個か入ってる人がいたんじゃないかと」とコメント。谷繁氏は「(そういえば)セカンドバックがジャイアンツの選手はちょっと大きめのヤツだった」と思い出したように話した。

 続けて元日本ハムの岩本勉氏から「聞くところによると(巨人では)賞金やスポンサーと一緒にご飯を食べるとかでシーズン中は給料に手をつけずに生活しているって本当ですか?」と質問されると、斎藤氏は「おカネの話ばっかりじゃん(笑)。自分が色々と遊んだりするお金に給料を降ろしたことはないと思います」と返答した。

 さらに岩本氏が「ジャイアンツもしくはタイガースから移籍してきた人がオフシーズンのゴルフに誘った時に会計でゴルフ場のフロントに並んでいたら、エッ!自分で払うの!?って言われたんです。で、色々と聞くと周りにお世話してくれる人がいると聞いたんで、これってセパの格差なのかなと思ったことは覚えてます」と衝撃を受けたエピソードを披露。

 元オリックスの星野伸之氏も「パ・リーグ時代なんですけど、選手会でゴルフコンペとか行くじゃないですか?だいたい僕らは会費。それで、阪神から来た人はエッ!!払うの??って驚くやり取りをしていた。セとパは違うなと」と昭和時代の“格差”をしみじみと語った。

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