ヤクルト・田口 新守護神任せろ3人斬り初セーブ 球団史上初開幕2戦連続完封勝利

[ 2023年4月2日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト1-0広島 ( 2023年4月1日    神宮 )

<ヤ・広>初セーブを挙げた田口(撮影・長久保 豊)
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 ヤクルトは球団初の開幕から2試合連続完封勝利。その最後を新守護神の田口が締めた。1―0の9回に登板し、1番からの上位打線を3者凡退。奪三振はなくとも、コーナーを丁寧に突く持ち味の投球で今季初セーブを挙げ「0点で帰ってくるのがリリーフ投手の一番の役目。いい締め方ができた」とうなずいた。

 リーグ3連覇を目指すチームの数少ない不安要素が、昨季まで抑えだったマクガフの退団。代役は誰か。春季キャンプ、オープン戦を見て投手キャプテンでもある田口に決めた高津監督は、決断の理由を「コントロールに苦しむことがないし、丁寧に一発を避けて(打者から)遠く、低くという意識を強く持った投手」と明かした。

 田口は試合後には普段と変わらず、一塁側ブルペンでファンの拍手、歓声を求めるパフォーマンス。ツイッターも更新し「すわほー野球2連勝!田口niceセーブ 体絞ったのが功を奏した」とちゃめっ気たっぷりに書き込んだ。明るさも武器の新守護神が、今季の最後のとりでとなる。(鈴木 勝巳)

 《15年西武以来8年ぶり》ヤクルト、ソフトバンクが開幕戦に続き完封勝利。開幕からチーム2試合連続完封勝利は15年西武以来8年ぶり11、12度目のプロ野球タイ。ヤクルトは球団史上初で、ソフトバンクは53年以来70年ぶり2度目になった。両チームとも2試合連続継投。開幕2戦連続継投完封は前記西武に次いで2、3度目。なお、開幕からの最多連続イニング無失点は40年阪神、96年近鉄の各25イニング。

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2023年4月2日のニュース