新井監督初勝利ならず…広島 待望の初得点も開幕3連敗 野間が失策で決勝点“献上”

[ 2023年4月2日 17:31 ]

セ・リーグ   広島2―3ヤクルト ( 2023年4月2日    神宮 )

<ヤ・広>8回、先頭の村上が右越えへの大飛球。打球はスタンドまで届かずも野間が処理にまごつく間にそのまま生還(撮影・長久保 豊)
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 球団史上初の開幕から2試合連続零敗を喫した広島は、2日のヤクルト戦(神宮)でも2―3と敗れ開幕3連敗。新井貴浩新監督(46)の初白星はまたもお預けとなった。

 球団史上初の開幕から2試合連続零敗を喫し、88年阪神のリーグワースト記録に並んでしまうという厳しいスタートとなったが、この日は初回に秋山が適時三塁打を放ちチーム待望の先制点。開幕から19イニング目の得点で不名誉な記録を止めると、2回には新外国人デビッドソンが来日初安打となる1号ソロを放ち、2―0とリードを奪った。

 しかし、先発の玉村が3回に被弾。1死二塁から山田に左翼スタンドへの1号2ランを浴び、2―2の同点に追いつかれてしまった。それでも玉村は大きく崩れることなく5回92球、打者23人に対し被安打3、被本塁打1、奪三振7、四死球4の2失点という内容でマウンドを降りた。

 すると2―2のまま迎えた8回、右翼・野間が痛恨の失策。4番手の松本が無死走者なしから村上に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、野間がボールをつかみそこねてコケてしまうという“アクシデント”が発生。さらに慌てた野間が悪送球してしまい、打った村上が一気に本塁へ生還。“ランニングホームラン”のような形で決勝点を許し、敵地で3連敗発進となってしまった。

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