阪神OB・田尾氏　岡田監督の決断歓迎「4番・大山が佐藤輝を成長させる」

今季の４番固定が決まった阪神・大山
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　元楽天監督で阪神OBの田尾安志氏（69）が29日、自身のYouTube番組を更新。阪神・大山悠輔内野手（28）の「4番固定」が、佐藤輝明内野手（23）の成長を促すと明言した。

　田尾氏は岡田監督が打ち出した「4番・大山」固定について、「大山の背中を見せながら佐藤輝を成長させていく岡田監督の考えがはっきり出てきた」と指摘した。

　田尾氏は大山について「練習態度、ゲームでのプレー、他の選手が見習うべきところが多い」と話した。とくに走塁において、「走者なし、2アウト（の場面）で内野フライを打ち上げても全力疾走する」姿勢を称えた。

　（長打狙いで）ポップフライを打ち上げた瞬間というのは体の力が一瞬抜けるため、そこから全力で走り始めるのは意外と難しいと説明。それができる姿に若手選手は「大山さんは凄い」と感じていると話した。

　田尾氏は5番に佐藤を置くことで「楽に打てる」と指摘。大山の背中を見ながら「佐藤輝がどれだけ成長するかも見所のひとつ」と明かし、今季の阪神を優勝候補の筆頭に挙げた。