関学大・石井 大阪桐蔭の正捕手が捕手再挑戦「ブランク埋めたい」心機一転、打棒復活にも期待

[ 2023年1月29日 15:41 ]

捕手に再転向する今春に向けて意気込む関学大・石井雄也(撮影・河合 洋介)
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 関学大の主将・石井雄也(3年)が捕手に再転向し、新シーズンへの準備を進めている。

 「課題の打撃を磨いてチームの中心として引っ張っていけるようにしたい。そして捕手としては、ブランクを埋められるように意識しながら、この冬を過ごしています」

 大阪桐蔭では3年時に正捕手を務めた経験がある。関学大では2年春に三塁に転向し、昨秋は左翼に挑戦していた。正捕手だった佐藤海都(4年)が抜けたことで捕手に再挑戦。昨秋のリーグ戦後から実戦でマスクをかぶっており、「感覚は取り戻しつつある」と手応えをつかんでいる。

 昨年までは4番など中軸を担ってきた。しかし、本荘雅章監督は「主将で4番で捕手では、負担を背負わせすぎることになる」と打順を6番に下げるプランを温めている。

 石井自身は「個人的には思い切って4番を任せてほしい思いもあります。監督さんの意見に従うだけだけど、“4番・捕手”としてチームを引っ張っていくことがベスト」と言葉に力を込めた。昨秋のリーグ戦は打率・176(34打数6安打)と低迷した。心機一転、捕手としての新シーズンに臨む。

 ◇石井 雄也(いしい・ゆうや)2001年(平13)9月13日生まれの21歳。小学3年から「夙川少年野球」で野球を始めて捕手。中学では「兵庫伊丹ヤング」に入団して捕手と三塁を経験し、大阪桐蔭では2年春に背番号16で初のベンチ入り。関学大では21年春に三塁のベストナインを獲得。今季から主将を務める。

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2023年1月29日のニュース