DeNAにもいた「ブラボー」使い手 その名は田中浩康コーチ!

[ 2022年12月4日 10:30 ]

DeNA・田中浩康内野守備走塁コーチ
Photo By スポニチ

 「ブラボー」の使い手は、長友だけではなかった!DeNAの伊藤光捕手が3日、横浜市内で開催されたJリーグ横浜とDeNAのコラボイベント「I☆YOKOHAMA SERIES」トークショーに出席。終了後の取材でサッカーW杯日本代表について触れたとき、DeNA内の「ブラボー」について明かす場面があった。

 「ブラボーは、浩康コーチが言っています。ランナーコーチのときに使っています。(長友選手よりも)先に使っているかも。これ(記事に)使ってください。僕の中で“ブラボー”というと浩康さん。本当です」

 田中浩康内野守備走塁コーチは今季、三塁コーチャーとして攻撃時の的確な状況判断で効果的な得点を演出。昨季の最下位から2位浮上に貢献した陰の立役者だ。さらに守備指導でもリーグ最少失策64に内野陣を導いた。

 その男が「ブラボー」をシーズン中からナインに浸透させていた。これでサッカー界なら長友、球界なら浩康の構図が完成した。

 どちらが先の「ブラボー」かはさておき、ナインを鼓舞するパワーワードとしての創意工夫。それが「ブラボー」。ともに経験豊富な実績を持ち、雰囲気づくりを熟知しているからこそ、仲間の心につ突き刺さる「響き」も把握している。伊藤にも、明るい雰囲気がウリのDeNA内に、長友と同じような存在がいることを紹介したい思いがあった。

 実は田中コーチは今季ブレークした「きつねダンス」より以前に、「鯨ダンス(鯨はDeNAの前身がホエールズだったため)」を球界に浸透させようと試みたことがある。

 「ブラボー」は長友、「ダンス」はきつねに主役を譲ることになった。だが同コーチの時代を先取りする「センス」は光る。今後も注目しておく必要があるのかもしれない。
 (大木 穂高)

続きを表示

2022年12月4日のニュース