その先にあるのは…巨人・丸が目指す「打率3割&出塁率4割」

[ 2022年12月4日 08:00 ]

巨人・丸
Photo By スポニチ

 17年以来5年ぶりのBクラスとなる4位に終わった巨人。チームで唯一、全試合に出場した丸は言った。「全試合出場しているということは全試合勝敗に絡んでいるので、チームとしても悔しい結果に終わりましたし、試合に出ている身として非常に責任を感じています」。主力選手として、悔しさだけが残るシーズンだった。

 打率・272、27本塁打、65打点の成績について「納得は一つもしていない」と振り返る。来季に向けては「シーズンを振り返って良かったところも悪かったところもあるので、そこをどう改善していくか、突き詰めてやっていけたら」と決意を新たにしている。

 来季は中堅から右翼へのコンバートが検討されている。守備位置が変わることで、開幕までに準備することは当然、増える。そんな中、自身3度目となる、ある記録を目標に掲げている。「打率3割&出塁率4割」のクリアだ。

 広島時代の14年は打率・310、出塁率・419、18年には打率・306、出塁率・468。18年は2度目のシーズンMVPを受賞し、オフにFAで巨人に移籍した。移籍した19年からの4シーズンでは、打率3割と出塁率4割のいずれもクリアできていない。自身の成績がチームの勝利に結びつくことを痛感しているからこそ、高い目標を立てているのだろう。

 「全試合出場は変わらず、打率3割、出塁率4割、数字の面が伴ってくれればいいかなと。そうすれば目標であるリーグ制覇、日本一も近づくと思うので、僕は僕の仕事を高いレベルでやれるように、しっかり準備していきたい」

 「3割&4割」の達成なるか。23年シーズンの丸に注目したい。(記者コラム・川島 毅洋)

続きを表示

2022年12月4日のニュース