阪神・近本、来季こそ200安打へ今オフ「ダンス」導入 恒例ユニークトレで筋肉の使い方改善&故障防止だ

[ 2022年12月4日 05:15 ]

砂浜でアニマルフローに取り組む阪神・近本光司。(阪神球団提供)
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 阪神・近本が目標の200安打達成に向け、新たな引き出しを開ける。今オフの自主トレでは「ダンス」をトレーニングに導入し、さらなる飛躍を期す構えだ。

 「ダンスの話を聞いて、教えてもらう。みんなが思っている“ダンスをやる”ということじゃないので、また難しい。今年(オフ)は筋肉を今までと違う使い方をするみたいな感じで、野球につなげていきたい」

 多くを語ることはなかったが、目的は明確だ。「200本(安打を)打つためには最後まで出ておくのが凄く大事。フルイニング出るためというより、200本を打つために打席に立つこと(が重要)だと思う」。安打量産に向け、まずは打撃においての筋肉の使い方に改善を加える。そして、それを故障防止などにもつなげる構え。より多くの打席に立つことが目標に掲げる200安打到達の可能性を高めるからだ。そのために、ダンスのメカニズムから学ぶ。

 これまでにもユニークなトレーニングに励み、結果に結びつけた実績がある。たとえば昨オフは砂浜で四足歩行をして体幹を鍛えるアニマルトレーニングや体操(バク宙・バク転)、ヨガ、水泳、サッカーから進化を図った。今季のシーズン中もサッカー漫画「アオアシ」からヒントを得てサッカーの動きを守備に取り入れた。「正直できてしまったことを伸ばすよりも、できないをできるようにするのを増やしていきたい」。飽くなき探究心が近本を突き動かす。

 年末年始は昨オフと同様に故郷・淡路島で調整後、鹿児島・沖永良部島に場所を移して自主トレ予定。今オフもユニークトレを、パフォーマンス向上につなげる。 (長谷川 凡記)

 ▽近本のユニーク自主トレ 近本はオフの自主トレ中に、野球とは関係のない特殊な動きを通して、脳のイメージと実際の動きを近づける「コーディネーショントレーニング」に基づいて、さまざまな種目に挑戦。20年オフのヨガ、水泳に始まり、昨オフはサッカー、バク転・バク宙、動物の動きを取り入れたエクササイズ「アニマルトレーニング」を追加している。

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2022年12月4日のニュース