今季限りで引退、YouTube転身の元中日・滝野氏　わずか2カ月弱で現役復帰宣言　クラブチームに所属

中日時代の・滝野氏
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　10月4日に中日から戦力外通告を受け、現役引退の意向を表明していた滝野要外野手（26）が27日までに自身のYouTubeチャンネルを更新し、現役復帰を宣言した。

　滝野氏は動画の冒頭で「この度、現役復帰することになりました」と報告。所属先は名古屋市に拠点を置く社会人野球クラブチームのBLITZで、同チームのユニホームを早速着て登場した。

　復帰を決めた理由について「野球で完全燃焼していないこと。燃え尽きていないということで、僕は将来、高校野球の監督を目指しているのですが、このままだと理想像に追いつかない」として、野球を探求して将来の指導者にプラスになるようにとの思いがあるという。今でも「野球が大好き」という思いが消えず、まずはBLITZでクラブ選手権や、都市対抗野球を目指す意向。また、YouTubeチャンネルは今後も継続し、ファンにメッセージを送るとも報告した。

　滝野氏は大商大から18年ドラフト6位で中日に入団。試合前の円陣では“カニダンス”でチームを盛り上げるなどムードメーカーで、ファンからも有名だった。また、戦力外通告を受けた際に、ルーキーイヤーだった19年の夏に自律神経の病気を発症し、通院しながらプレーを続けていたことを明かしていた。その際に、今後については未定としながらも「YouTubeはやろうと思っている。野球のトレーニングをしながら、時間があるときに情報発信できれば」と明かし、同じ病気を抱える人たちに向けて「戦っている人はたくさんいる。そういう方々のためになるような仕事や発信を、もっと勉強していきたい」と将来の展望を語っていた。