カブス・鈴木誠也が語る、来季新ルールへのアプローチ 守備シフト禁止で「センターラインが広くなると」

[ 2022年11月27日 20:15 ]

「MLB ドリームカップ2022」に参加したカブス・鈴木誠也外野手
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 カブス・鈴木誠也外野手(28)が27日、沖縄・那覇市内で行われた「MLB ドリームカップ2022」に参加した。大リーグでは来季、さまざまなルール改正される。新ルールへのアプローチを、現役選手ならではの視点で語った。

 (1)極端な守備シフトの禁止
 投手が球を投げる瞬間まで、内野手は二塁ベースを挟んで左右に2人ずつ配置するよう規定された。左打者に対して一、二塁間に内野手を3人並べるような極端なシフトは取れず、外野手4人なども禁止される。

 「アプローチが変わることはないです。僕もセンター前の打球を結構取られた。あれは結構面倒くさかった。でもあそこも(野手が)いけなくなるので、センターラインが広くなってくれるとありがたいです。三遊間は良いんですけど、寄るとセカンドが二塁ベースまで来るので、セカンドゴロでいけばいいんですけど、案外いかないんです。センター方向を狙っているので。ヒット性を捕られるのが一番調子が狂う。絶対ヒットなのに、そこにいると捕られるじゃないですか。一番狂うんですよ」。

 ――メジャーは日本に比べてシフトが極端か?
 「極端すぎますよ。あれは打てなくなりますよ。特徴あるバッターたくさんいますし、引っ張りの強い打者のヒットが消されているので、それは3割打つ打者がいなくなるよなと思います。空いているところに打つなんて無理ですよ。(投手の球は)一瞬で来るので、それをセカンドにというのは難しいです」

 (2)ピッチクロック
 試合時間短縮を目的に投手は走者がいる場面は20秒以内、走者がいない場面では15秒以内に投球しなくてはいけない。打者は残り8秒以下になる前に打席に入らなくてはいけない。

 「試合のテンポも早くなると思うので、打席の外す外さないもあるので、僕は元々外さないので、そこは大丈夫かなと。試合が早く終わればそれに越したことはない。長いですしね」

(3)ベース拡大
 塁上での接触プレーを避ける目的などで、本塁以外のベースが大きくなる。一、二、三塁ベースは1辺を約7・6センチ大きくする。

 「ケガした時にマイナーの試合に出て、そこでベースは大きかった。大きいと全然違いますね。危険度が減る。僕は良いことだと思う。あっちの選手は足が大きいので、ほぼベースが隠れている。だからこれはケガするわなと思う。大きいとベースがしっかり見える。けん制でも戻りやすいし、盗塁でも大きくなると早く着くので」

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2022年11月27日のニュース