日本ハム・大海 「応援大使」で河野とともに大倉山ジャンプ台訪問 ジャンパーの覚悟刻み来季へ

[ 2022年11月27日 06:00 ]

札幌大倉山ジャンプ場スタート台地点からから札幌の街並みをバックにジャンプポーズを決め写真に納まる(左から)伊藤、雪印メグミルク原田総監督、河野(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは26日、前日25日に続く「北海道179市町村応援大使」の訪問活動で各選手が5市町の人々と交流した。札幌市では伊藤大海投手(25)と河野竜生投手(24)が大倉山ジャンプ競技場などを訪問し、来季への思いを新たにした。

 初めて見る光景に目を見張った。98年長野五輪スキー・ジャンプ団体金メダリストの雪印メグミルク・原田雅彦総監督(54)に案内されて大倉山ジャンプ競技上のスタート地点へ。市街を眼下に、伊藤は「凄かったですね」と感嘆した。

 ジャンプ競技を肌で感じ、伊藤は「あれぐらいの高さからのあのスピード感。相当の覚悟がないと突き詰められない」と話した。他競技の“覚悟”を自らに置き換え「死に物狂いで一つのアウトにこだわっていきたい」。入団から2年連続2桁勝利を挙げた右腕は、先発完投型投手最高の栄誉・沢村賞がプロでの目標の一つでもある。チームには抑え起用の構想もあるだけに「毎日ツイッターでツィートしようかな。“先発やりたい”って」。上沢が来季へ「15勝」を掲げたと聞くと「16勝で」と上沢超えでの目標達成をもくろむ。

 98年生まれの河野も高所恐怖症を忘れ「まさかここに立てるとは。新鮮な気持ちになった」と笑みを浮かべた。今後は鳴門時代の同期で育成ドラフト2位入団の中山と一緒に体を動かす予定。プロでの“先輩”としてアドバイスを送りつつ「チームの日本一に貢献できる選手になる」と4年目の来季に備える。

 金メダルを持参した原田氏からは「ぜひ活躍してもらって頑張ってください」とエールを送られた。その後は場所を移し、少年野球チームとも交流した。伊藤は「優勝に向け、先発の軸として少しでも多く投げて力になれれば」と来季を見据えた。(竹内 敦子)

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2022年11月27日のニュース