中日・岡林が441%アップの年俸4000万円でサイン 高卒3年目で最多安打「盗塁王は獲ってみたい」

[ 2022年11月27日 12:21 ]

<中日契約更改>大幅増の4000万円で更改し、自身の今季安打の写真で作られたパネルを手に笑顔の岡林(撮影・椎名 航)
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 中日の岡林勇希外野手(20)が27日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、今季の推定年俸740万円から3260万円アップとなる推定年俸4000万円でサインした。441%の大幅アップに「今年しっかり1年間、通してやれたので、そういうところを評価していただいた。思っていた通りの金額だった」と笑顔を見せた。

 高卒3年目の今季は外野の定位置を勝ち取り、チーム最多142試合に出場して打率・291、32打点。DeNA・佐野と並ぶリーグ最多161安打で初のタイトルを獲得した。10三塁打もリーグ最多、24盗塁はリーグ2位で、右翼、中堅の守備でもリーグ最多の7捕殺を記録した。

 今オフは最多安打に加え、ベストナインにもセ・リーグの外野手では最年少の20歳8カ月で選ばれ、ゴールデン・グラブ賞も獲得するなど表彰ラッシュとなっている。

 中日の過去の大幅昇給は07年に育成で入団した中村紀洋(現打撃コーチ)がレギュラーを獲得して日本シリーズでMVPを獲得するなど復活を遂げ、1軍最低年俸の600万円から733%増の5000万円で更改したことがある。

 飛躍の1年となったが岡林は「今年はここまでできると思っていなかった。自信になったところもあるが、まだまだのところもある。2、3年続けてレギュラーだと思う。自分はまだまだ」と満足していない。今秋もみやざき・フェニックスリーグ、秋季沖縄キャンプにも参加して休みなく体を動かし続けた。

 真価が問われる来季へ向けて「個人の数字より勝てばいい。勝たないと面白くない。みなさんに恩返しできるのは勝つこと。勝ちにこだわっていきたい」と勝利へのこだわりを見せ、個人では「今季でトライする自信も少しついた。盗塁をもっと増やしたい。盗塁王は獲ってみたい」と目標を掲げた。

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2022年11月27日のニュース