イチローさんが進学校の都新宿ナインに贈ったシンプルな言葉 「みんなちゃんとやってよ。勉強も頑張って」

[ 2022年11月27日 18:34 ]

練習後、部員と記念写真に納まるイチローさん
Photo By 代表撮影=共同

 マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさん(49)が27日、都新宿で選手指導を行った。26日から訪問しており、2日間にわたる指導を行った。

 都新宿は部員17人(女性マネージャー2人含む)で、部員は1年生9人、2年生6人。26日は14人、27日は15人が参加した。同校は進学校で、文武両道であることに加え、小学生を対象とした野球の普及活動も熱心に取り組んでいる。限られた時間の中で色々なことに取り組む同校の野球部員と一緒に野球をやってみたいと考え、イチローさんが自らの意思で訪問を決めた。

 グラウンドはサッカー部など他の部と併用で、打球は外野フェンスを越えないように、バックネットから内野の半分くらいにかけ天井ネットが張られている。フリー打撃もホームから外野方向ではなく、逆にマウンド方向からバックネットに向かって打つ。イチローさんは部員の質問に丁寧に応え、フリー打撃実演に、ノッカーを務めるなど、濃密な2日間で応えた。

 2日間の指導を終えたイチローさんは「じゃあ、終わりだね。報告入るようなシステムになっているので、みんな、ちゃんとやってよ。一つずつクリアしていて、一気にいくつも、克服できない。それぞれ、課題を一つずつクリアして下さい。昨日、今日だけで変われたので。劇的に変われた。頑張って。勉強も頑張って」とシンプルな言葉を部員に送った。進学校の部員がどうやって野球と向き合っているのか。イチローさんも大きな刺激を受けた様子だった。

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