西武・源田5年総額15億円超で契約 生涯ライオンズ宣言「日本一になりたい」

[ 2022年11月27日 05:29 ]

生涯ライオンズ宣言の源田は、5年契約で更改し笑顔でポーズを決める(撮影・尾崎 有希)
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 西武・源田壮亮内野手(29)は26日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、年俸3億円で日本選手球団最長となる5年契約にサイン。生涯ライオンズを宣言した。

 源田は年俸が1億1000万円増の3億円で、出来高払いも加わる。球団日本選手最長となる5年総額15億円超の大型契約。来季主将4年目を迎える正遊撃手は「生涯ライオンズで最後まで野球をやりたいと思っている。早い段階で決めていた。今は凄くすっきりして球団に感謝している」と語った。

 球団がFA権取得前に先手を打ち、引き留めに成功した。毎年のようにFAによる主力の移籍が相次ぎ、計20人は12球団最多。今季は正捕手の森がオリックスに移籍した。順当ならば来季、山川と源田が国内FA権を取得見込みの中で、「守備の要」の流出を防いだ。渡辺久信GMは「1年早めに複数年の提示をした。それだけの選手」と説明した。

 5年連続ゴールデングラブ賞を誇る遊撃手の存在価値は大きい。中島(現巨人)が米球界に移籍した13年以降は、遊撃手が定まらず3年連続Bクラスに低迷。一方で源田が入団した17年以降は、6年間で2度のリーグ制覇と5度のAクラス入りを果たし、渡辺GMは「Bクラスに低迷したチームが落ち着いた。戦い方がガラッと変わった。救世主」と語る。打撃も毎年打率・270前後と貢献し通算155盗塁の機動力も打線に欠かせない。

 今オフは外崎もFA権を行使した上で、4年契約を結び残留を決めた。来季以降も二遊間は鉄壁。源田は「みんなで頑張って優勝したい。ライオンズで日本一になりたい」と4年ぶり覇権奪回と自身初の日本一を誓った。(神田 佑)

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