ソフトバンクにFA加入の嶺井博希が入団会見「自分らしさをアピールし勝負」と甲斐との正捕手争いに決意

[ 2022年11月23日 15:02 ]

<ソフトバンク嶺井入団会見>ユニホームに袖を通し笑顔を見せる嶺井(撮影・岡田 丈靖)
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 DeNAから国内FA(フリーエージェント)宣言し、4年総額3億円超でソフトバンクへ移籍した嶺井博希捕手(31)が福岡市内のホテルで入団会見に臨んだ。背番号「12」を初披露し、「対戦相手として強い雰囲気を持ったチームでしたし、そういうチームの一員になれたことを誇りに思います。リーグ優勝、日本一のピースになれるように頑張っていきたい」と抱負を述べた。

 嶺井はリード面に定評があり、藤本監督は勝負強い打撃も評価している。プロ9年目の今季は自己最多の93試合に出場し打率・205、5本塁打、30打点。会見に同席した三笠杉彦GMは「経験あるキャッチャー。ベイスターズでの経験だけではなく、高校、大学を含めて日本を代表するキャッチャーとして活躍してきた選手。ホークスにいろいろと還元してほしい」と期待を寄せた。

 今季リーグ2位に終わったチームは正捕手の甲斐が打率1割台に苦しんだが、脅かす選手が現れず2番手捕手に課題を残した。嶺井は甲斐について「ホークスでずっとレギュラーを張っているキャッチャー。ジャパンにも選ばれて経験豊富」と話し、「いろいろ学びながらやっていきたいと思うが、勝負の世界なので、自分らしさをアピールして勝負していけたら」とライバル心ものぞかせた。

 チームには又吉、嘉弥真ら同じ沖縄県出身の選手が多く、沖縄尚学、亜大で1学年先輩の東浜とは10年ぶりに同じユニホームを着ることになる。「プロの世界でも組めるなら光栄なこと。思い出しながら、また新しい自分を見せながらやっていきたい」と先輩と再びバッテリーを組める日を楽しみにしていた。
 

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2022年11月23日のニュース