中日・柳が800万円アップの1億800万円でサイン　来季から選手会長「責任持ってやる」涌井加入も歓迎

＜中日契約更改＞微増で契約更改を終え、来季への意気込みを語る柳（撮影・椎名　航）
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　中日の柳裕也投手（28）は23日、ナゴヤ球場で契約交渉を行い、800万円アップの推定年俸1億800万円でサインした。

　昨年、最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いた右腕は、今季は25試合に登板して9勝11敗、防御率3・64。打線の援護に恵まれない試合もあり、勝ち星を伸ばせず2軍落ちも経験したが、2年連続で規定投球回をクリアした。

　会見では「開幕前に球団、ファンの方に期待していただいた活躍ができなかった。そういう意味では苦しいシーズンだったと思うが、1年間ケガなくプレーできたのは良かったんじゃないかと思う」と振り返った。

　DeNAに移籍する京田に変わって選手会長に就任。「選手の先頭に立っていく立場。責任を持って、しっかりやっていきたい。チームが良い方向にいけるように頑張りたい。野手は（高橋）周平さん、投手は自分が引っ張っていけるようにしたい」と決意を語った。

　また、阿部とのトレードで楽天から横浜高の先輩である涌井が移籍。オフに合同自主トレーニングを行ったこともある“師匠”の加入を歓迎し、「実績もずば抜けているし、学ぶところはたくさんある。涌井さんの友達づくりにも貢献できればいいかなと思う」と話した。