明大が王手 村松 竜の二塁頂く 中日2位の主将が初回左前打で先制点演出

[ 2022年11月23日 05:00 ]

明治神宮野球大会 大学の部 準決勝    明大5-1名城大 ( 2022年11月22日    神宮 )

<名城大・明大>名城大に勝利し雄叫びを上げる明大・村松
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 大学の部の準決勝2試合が行われた。明大(東京六大学)は、中日からドラフト2位指名を受け、主将も務める村松開人内野手(4年)が初回に左前打を放って先制点を演出するなど、5―1で名城大(北陸・東海3連盟)に勝利。国学院大(東都大学)は6―2で大商大(関西5連盟第1)に快勝し、初の優勝に王手をかけた。23日に高校、大学の決勝が行われる。

 竜の明日を担う男が、主将としてグイグイと明大を引っ張った。「1番・二塁」で出場した村松は初回、プレーボールから2球目の145キロ直球を左前打。「自分が振り負けないことで続くバッターが“いけるな”という感覚が出てくる」。後続の押し出し四球で先制のホームを踏んだ。

 攻撃のリズムをつかんで勢いに乗った。5回までに奪った4点リードを4投手のリレーで守り切り決勝進出。村松は1安打1得点と軽快な二塁守備で貢献した。同じ神宮を主戦場とし、巨人からドラフト3位指名を受けた右腕・田中千を擁する国学院大との大一番を「(守りで)要所を切っていけば流れがつくれる」と見据えた。

 自身が指名された中日は実績のある京田、阿部の両内野手をトレードで放出。今秋のドラフトでは4人も内野手を支配下指名した中で2位と最高順位の村松は、二塁手で即戦力として期待され、視察した担当の八木智哉スカウトは「3年生の時から“間違いない”と思っていた。1年目からレギュラーを期待しています」と語った。

 6月の全日本大学野球選手権では準々決勝で敗退。23日の大学ラストゲームに向けて「いつも自分たちがやっている野球をすれば勝てる」と自信がみなぎる。自身初の日本一の栄冠へ、燃えよ村松――。 

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